冬の暖房器具「オイルヒーター」の火災リスクと対策:安心・安全な暖房のために

オイルヒーターの火災とはについて

 

オイルヒーターの火災

 冬の暖房、安心・安全に!オイルヒーターの火災リスクと対策

火を使っていないので火災など気にしないはずオイルヒーター、火災が起きるなんておどろきですよね。

冬本番を迎え、暖房器具が欠かせない季節となりました。その中でも、電気代節約や部屋全体を暖められる点で人気の「オイルヒーター」。しかし、使い方を誤ると火災リスクを伴う暖房器具でもあります。

近年、オイルヒーターによる火災事故が相次いでおり、特に高齢者世帯での被害が目立っています。本記事では、オイルヒーターの火災リスクについて詳しく解説し、安全に使用するための対策を徹底的に紹介します。

安心・安全な暖房で冬を過ごすために、ぜひ参考にしてください。


もくじ

オイルヒーターの火災とは

1 オイルヒーターの安全性

 1-1 オイルヒーター火災の原因

  1-1-1 オイルヒーター火災を防ぐための対策

 1-2 オイルヒーターを使用する際の注意点

2 オイルヒーター火災が発生した場合

 2-1 オイルヒーター火災の事例

  2-1-1オイルヒーター火災に関する情報

3 まとめ

 

オイルヒーターの火災とは

1 オイルヒーターの安全性

オイルヒーターは、火を使わない暖房器具であるため、火災の発生リスクが低いと言われています。しかし、他の暖房器具と同様に、使い方を誤ると火災が発生する可能性もあります。

オイルヒーターは、電気ヒーターで熱したオイルを循環させて部屋全体を暖める仕組みです。そのため、燃焼による一酸化炭素中毒の心配がなく、空気を汚さないというメリットがあります。また、表面温度が60℃~80℃程度と比較的低いため、やけどのリスクも低いと言われています。

しかし、オイルヒーターは転倒したり、過熱したりすると、火災が発生する可能性があります。また、古いオイルヒーターや故障したオイルヒーターを使用するのも危険です。

オイルヒーターを安全に使用するためには、以下の点に注意する必要があります。

取扱説明書をよく読んで正しく使用する。
転倒防止対策をする。
過熱防止機能付きの製品を選ぶ。
定期的に掃除をする。
古いオイルヒーターや故障したオイルヒーターは使用しない。

これらの注意点を守り、正しく使用することで、オイルヒーターは安全な暖房器具として活用できます。

 1-1 オイルヒーター火災の原因

オイルヒーター火災の主な原因は以下の4つです。

1. 転倒

オイルヒーターは重心が高く、転倒しやすい構造です。転倒すると、オイルが漏れて発火する可能性があります。

2. 過熱

長時間使用したり、燃えやすい物が近くに置かれたりすると、過熱して発火する可能性があります。

3. 故障

老朽化や故障によって、発熱部分が異常加熱して発火する可能性があります。

4. 埃

オイルヒーターに埃が溜まると、熱がこもりやすくなり、発火する可能性があります。

これらの原因を防ぐためには、以下の対策が必要です。

転倒防止対策
過熱防止対策
定期的な点検
掃除

  1-1-1 オイルヒーター火災を防ぐための対策

転倒防止
転倒防止用の金具を使用する。
家具などに固定する。
平らな場所に設置する。
コードが引っかからないようにする。
過熱防止
長時間使用しない。
燃えやすい物は近くに置かない。
定期的に掃除をする。
故障防止
古いオイルヒーターは使用しない。
異常を感じたらすぐに使用を中止する。
埃対策
定期的に掃除をする。
フィルターは定期的に交換する。

 1-2 オイルヒーターを使用する際の注意点

オイルヒーターを安全に使用するために、以下の点に注意してください。

取扱説明書をよく読んで正しく使用する。
子供やペットの手の届かない場所に設置する。
寝るときは電源を切る。
外出するときは電源を切る。
燃えやすい物から離して使用する。
転倒防止のために、平らな場所に設置する。
コードが引っかからないようにする。
長時間使用しないときは、電源を切る。
定期的に掃除をする。
異常を感じたらすぐに使用を中止する。
古いオイルヒーターは使用しない。

オイルヒーターは安全な暖房器具ですが、使い方を誤ると火災が発生する可能性があります。上記の点に注意して、安全に使用しましょう。

2 オイルヒーター火災が発生した場合

オイルヒーター火災が発生した場合には、慌てずに以下の対応が必要です。

1. すぐに119番通報する

2. 消火器がある場合は消火を試みる

消火器の使い方を知っている場合は、初期消火を試みる。
消火器の使い方を知らない場合は、無理に使用しない。
消火器で消火できない場合は、すぐに避難する。

3. 近くに燃えやすい物がある場合は、避難する

火災が拡大する可能性がある場合は、すぐに避難する。
避難する際は、ドアや窓を閉めて、火の拡大を防ぐ。

4. 避難後は安全な場所で消防隊の到着を待つ

避難後は、安全な場所で消防隊の到着を待つ。
再燃の恐れがあるため、火災現場には近づかない。

補足

オイルヒーター火災は、油が漏れて燃え広がるため、鎮火が難しい場合があります。
初期消火が重要です。
消火器の使い方を知らない場合は、無理に使用せず、すぐに避難しましょう。
避難する際は、煙を吸い込まないように、口と鼻をハンカチなどで覆う。

参考

https://www.caa.go.jp/
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/eng/index.html
https://jeea.or.jp/course/11.html

 2-1 オイルヒーター火災の事例

2024年3月、北海道江別市で3日午後9時ごろ、「オイルヒーターから火が出た。2階まで炎が上がっている」などと通報がありました。

火元の住宅が全焼し、1階にいた高齢の夫婦がやけどをして救急搬送されました。 2階には複数の外国人が住んでいましたが、逃げて無事だったということです。

 

これらの事例のように、オイルヒーター火災は、ちょっとした不注意で発生する可能性があります。オイルヒーターを使用する際には、転倒防止、過熱防止、故障防止、埃対策など、しっかりと対策を行い、安全に使用しましょう。

参考資料

https://www.caa.go.jp/
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/eng/index.html
https://jeea.or.jp/course/11.html

  2-1-1オイルヒーター火災に関する情報

以下のサイトで、オイルヒーター火災に関する情報を確認できます。

消費者庁
暖房器具の安全な使い方: 
暖房器具による事故にご注意ください: 
東京消防庁
冬の火災予防: 
暖房器具の安全な使用について: 
一般社団法人 日本エネルギー経済研究所
暖房器具の安全性と選び方: https://jeea.or.jp/course/11.html
暖房器具の事故事例: 

その他、以下の情報も参考になります。

石油暖房機器オイルヒーターの安全性: 
オイルヒーターの選び方と使い方: 
電気安全環境研究所
暖房器具の火災予防: 
電気製品の安全な使い方: 

オイルヒーター火災を防ぐためには、日頃から安全意識を高め、適切な使用と管理が重要です。

上記の情報を参考に、安全対策を徹底しましょう。

3 まとめ

オイルヒーターは安全な暖房器具ですが、使い方を誤ると火災が発生する可能性があります。

火災を防ぐためには、以下の対策を徹底しましょう。

転倒防止
過熱防止
故障防止
埃対策

使用時には、以下の点に注意しましょう。

取扱説明書をよく読んで正しく使用する。
子供やペットの手の届かない場所に設置する。
寝る時は電源を切る。
外出する時は電源を切る。

火災が発生した場合は、

すぐに119番通報する。
消火器がある場合は消火を試みる。
近くに燃えやすい物がある場合は、避難する。

安全のために、これらの対策を忘れずに、オイルヒーターを正しく使用しましょう。