ネット受信料 TVなくとも徴収について
ネット受信料とは、インターネットを利用してNHKの放送を視聴できる環境にある人に対して、NHKが徴収する受信料のことです。2020年10月から、テレビを持っていなくても、スマートフォンやパソコンなどでNHKの放送を視聴できる人は、ネット受信料を支払う義務があります。ネット受信料の月額は、テレビ受信料の半額である766円（税込）です。
ネット受信料の徴収については、賛否両論があります。賛成派の主な理由は、以下のようなものです。
- NHKは公共放送として、国民に必要な情報や教育、文化などの番組を提供しており、その財源として受信料が必要である。
- テレビだけでなく、インターネットでもNHKの放送を視聴できる人は、そのサービスを利用しているとみなされるべきであり、公平性の観点からも受信料を支払うべきである。
- テレビを持っていない人でも、災害や緊急事態などの際には、インターネットでNHKの放送を視聴することができるという安心感があるため、そのメリットに見合った負担が必要である。
一方、反対派の主な理由は、以下のようなものです。
- NHKは公共放送という名目で、政府や与党に都合の良い報道をしたり、不祥事や不適切な番組内容を繰り返したりしており、国民の信頼を失っている。
- インターネットでは、NHK以外にも多様な情報源やコンテンツがあり、NHKの放送を視聴しない人も多いため、強制的に受信料を徴収することは不当である。
- テレビを持っていない人は、インターネットでNHKの放送を視聴する機会も少なく、受信料を支払う義務があること自体が知られていない場合も多いため、情報公開や周知徹底が不十分である。
以上のように、ネット受信料 TVなくとも徴収については、様々な意見があります。私個人としては、ネット受信料は支払うべきだと考えています。理由は次のようなものです。
ネットは世界中につながるから世界から受信料取ってください。
- NHKは日本唯一の公共放送として、国際的にも高い評価を得ており、その品質や多様性は他のメディアに比べて優れていると思います。
国際的評判がいいのだったら外国は受信料払わなくてもいいのか？
- テレビだけでなくインターネットでもNHKの放送を視聴できることは、時代に合った便利さや選択肢の幅が広がったことを意味しており、そのサービスに対して適正な対価を支払うことは当然だと思います。
- テレビを持っていない人でも、インターネットでNHKの放送を視聴することは、社会的な共通認識や参加の機会につながると思います。特に、コロナ禍や自然災害などの危機的な状況では、NHKの放送は信頼できる情報源として重要な役割を果たしています。
もちろん、NHKにも改善すべき点は多くあります。受信料の使途や透明性、番組内容や報道姿勢、不祥事への対応など、国民からの要望や批判に応える努力が必要です。しかし、それはネット受信料を支払うかどうかとは別の問題だと思います。ネット受信料は、NHKの放送を視聴できる環境にある人が、そのサービスに対して公平に負担することで、公共放送の維持や発展に貢献するものだと考えます。
