潜水艦救難艦の活躍

海上自衛隊潜水艦救難艦宮古島ヘリ墜落機に対し

水深100mに潜水士を届けられたようだ、5人機内にいたと。

まだ5人未確認だ。

参考


自衛隊潜水艦救難艦について

潜水艦救難艦とは、遭難した潜水艦の乗員を救出するための専用艦です。自衛隊には現在、潜水艦救難艦「ちはや」と「ちよだ」の2隻があります。どちらも横須賀に配備されており、第2潜水隊群に所属しています。

「ちはや」は1999年に就役した平成11年度計画潜水艦救難艦で、排水量は4,700トン、全長は118メートルです。主機はディーゼルエンジンで、最大速力は20ノットです。深海救難艇(DSRV)と呼ばれる小型の有人潜水艇を1隻搭載しており、水深600メートルまで潜って遭難潜水艦に接続し、一度に12人まで救出できます。

また、無人探査機(ROV)も装備しており、遭難潜水艦の状況を確認したり、物資を運んだりすることができます。さらに、再圧タンクや医療施設も備えており、救出された乗員の治療や生活支援ができます。

「ちよだ」は2018年に就役した平成26年度計画潜水艦救難艦で、「ちはや」の拡大型です。排水量は5,600トン、全長は128メートルです。

主機もディーゼルエンジンですが、燃料タンクを大型化して航続距離を伸ばしました。深海救難艇も新型で、排水量を増やして一度に16人まで救出できるようになりました。また、バッテリーをリチウムイオン二次電池に変更して充電時間を短縮しました。無人探査機も新型で、運動性や捜索能力が向上しました。

再圧タンクや医療施設も増強されました。

自衛隊潜水艦救難艦は、日本だけでなく、他国の遭難潜水艦の救助にも協力します。例えば、「ちはや」は2005年にロシアのミニ潜水艇「プリズ」の救出作戦に参加しました。「ちよだ」は2019年にオーストラリアで行われた西太平洋潜水艦救難訓練(パシフィック・リーチ2019)に参加しました。また、災害時には医療支援や被災者の生活支援などの活動も行います。