水の一気飲みで失明のリスクが高まる?その理由と対策を解説

水の一気飲み 失明リスクについて

 

 

水の一気飲みと失明リスク

水の一気飲みは、失明のリスクを高める可能性があると言われています。その理由は、水の一気飲みによって眼圧が上昇するためです。

眼圧とは、眼球の内側の圧力のことで、正常値は10~21mmHg程度です。眼圧が正常値を超えると、眼球の中の神経や血管が圧迫されて、視力低下や失明につながる可能性があります。


水の一気飲みによって眼圧が上昇する理由は、以下の2つが挙げられます。

  • 血液中のナトリウム濃度が低下する
  • 眼球内の水分の量が増える

水を一気に飲むと、血液中の水分量が急激に増加します。すると、血液中のナトリウム濃度が低下して、血液の浸透圧が下がります。そのため、血液中の水分が眼球内へと移動し、眼圧が上昇するのです。

また、水を一気に飲むと、眼球内の水分の量も増えます。すると、眼球内の圧力も高まり、眼圧が上昇します。

なお、水の一気飲みによる眼圧の上昇は、短時間で収まります。しかし、水を一気飲みする習慣があると、慢性的に眼圧が上昇し、失明のリスクが高まる可能性があります。

水の一気飲みで失明するリスクはどの程度か

水の一気飲みで失明するリスクは、具体的にどの程度なのかは、まだ明らかになっていません。しかし、海外の研究では、水を一気飲みした直後に眼圧が上昇し、その上昇が1時間以上続いた人では、失明のリスクが高まる可能性があることが示されています。

また、日本の研究では、水を一気飲みした直後に眼圧が上昇し、その上昇が30分以上続いた人では、緑内障のリスクが高まる可能性があることが示されています。

水の一気飲みを避けるための対策

水の一気飲みを避けるために、以下の対策を心がけましょう。

  • 水分補給は、こまめに少量ずつ行う
  • 空腹時に水を飲まない
  • カフェインやアルコールを摂りすぎない

また、水の一気飲みが習慣になっている人は、一度眼科を受診して、眼圧を測ってもらうことをおすすめします。

眼圧にはコーヒーは一日何杯程度にすべきですか?

 

カフェインは、一時的に眼圧を上昇させる可能性があります。そのため、緑内障などの眼疾患のリスクがある人は、カフェインの摂取量を控えることが推奨されています。

厚生労働省によると、成人1日のカフェイン摂取量の許容上限は400mgです。これは、コーヒーを約4~5杯程度に相当します。

緑内障の患者は、カフェインの摂取量を1日200mg未満に抑えることが推奨されています。これは、コーヒーを約2杯程度に相当します。

また、カフェインに敏感な人は、少量でも眼圧が上昇する可能性があります。そのため、コーヒーを飲む場合は、こまめに少量ずつ飲むようにしましょう。

出典https://mokshajapan.jp/?mode=grp&gid=2530672

 

なお、カフェインレスコーヒーやカフェインが少ないコーヒーであれば、眼圧への影響は少ないと考えられます。

まとめ

水の一気飲みは、眼圧を上昇させて、失明のリスクを高める可能性があります。水分補給は、こまめに少量ずつ行うようにしましょう。

 気をつけたいものです。