中古車の支払総額を徹底解説!車両本体価格と諸費用の違いとは?

中古車の販売価格 支払総額とはについて

 

中古車の販売価格 支払総額とは

中古車の販売価格は、大きく分けて「車両本体価格」と「諸費用」の2つから構成されます。車両本体価格は、中古車の価格そのもので、諸費用は、車両を登録し、公道を走らせるために必要な費用です。


2020年4月より、中古車の販売価格の表示は「支払総額」が義務化されました。支払総額とは、車両本体価格に諸費用を加えた金額のことで、中古車を購入する際に実際に支払うべき金額となります。

支払総額の表示方法

支払総額は、以下の3つの要素から構成されます。

  • 車両本体価格
  • 法定費用
  • 代行費用

車両本体価格

車両本体価格とは、中古車の価格そのものです。中古車の販売価格が「100万円」と表示されていれば、そのうち車両本体価格が「100万円」ということです。

法定費用

法定費用とは、法律によって定められた費用です。中古車を購入する際に、必ず支払う必要があります。

法定費用の主な内容は、以下のとおりです。

代行費用

代行費用とは、車両の登録や納車などの手続きを代行してもらったときにかかる費用です。

代行費用の主な内容は、以下のとおりです。

  • 車庫証明取得費用
  • 登録手続き費用
  • 納車費用

支払総額の計算方法

支払総額は、以下の式で計算されます。

支払総額 = 車両本体価格 + 法定費用 + 代行費用

例えば、車両本体価格が「100万円」、法定費用が「10万円」、代行費用が「5万円」の場合、支払総額は「115万円」となります。

支払総額のメリット

支払総額の表示が義務化されたことには、以下のメリットがあります。

  • 消費者が中古車を購入する際に、実際に支払うべき金額を明確に知ることができる。
  • 車両本体価格と諸費用を分けて表示する必要がなくなり、比較検討がしやすくなる。
  • 消費者の保護につながる。

支払総額の注意点

支払総額の表示は、あくまでも目安です。具体的な費用は、車種や年式、車両の状態などによって異なります。

また、代行費用は、業者によって金額が異なる場合があります。複数の業者で比較検討した上で、納得できる金額で購入するようにしましょう。

支払総額を抑える方法

支払総額を抑えるためには、以下の方法があります。

  • 車両本体価格を抑える
  • 法定費用を抑える
  • 代行費用を抑える

車両本体価格を抑えるためには、年式や走行距離が少ない中古車を選ぶのが効果的です。また、人気車種や高級車は、車両本体価格が高い傾向にあります。

法定費用を抑えるためには、自動車税自動車重量税は、車種や排気量によって金額が異なります。また、リサイクル預託金は、メーカーによって金額が異なります。

代行費用を抑えるためには、自分で車庫証明を取得したり、登録手続きをしたりするのが効果的です。また、納車費用は、業者によって無料のところもあります。

まとめ

支払総額とは、中古車を購入する際に実際に支払うべき金額です。支払総額を表示することによって、消費者は中古車を購入する際に、実際に支払うべき金額を明確に知ることができます。また、車両本体価格と諸費用を分けて表示する必要がなくなり、比較検討がしやすくなります。

支払総額を抑えるためには、車両本体価格や法定費用、代行費用を抑えることが重要です。