中国 南シナ海 地図について
中国の新しい地図が物議を醸しだしている。
出典
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB31COQ0R30C23A8000000/
この9段線と呼ばれるのが各国の非難の的になってるが。
なんでこんな横暴をするのか、ソ連のコピー兵器を沢山保有した驕りか？
2023年、中国が公表した新しい地図は、南シナ海および周辺地域に関する中国の主張に従った表記を含んでいます。この地図は、南シナ海の領有権問題において中国が持つ主張を反映しており、その内容には以下のような特徴があります。
まず、この地図は南シナ海の地理的な領有権に関する中国の主張を強調しています。特に、中国は「九段線」として知られる境界線に基づいて、南シナ海の広大な範囲を自国の領土と主張しています。この「九段線」は、台湾やマレーシア、ベトナム、フィリピンなどの国々との間で領有権を巡る対立を引き起こしており、中国の主張が国際社会で議論されています。
しかしながら、この地図に対しては、マレーシア、フィリピン、ベトナム、台湾などのアジア諸国から強い抗議が寄せられています。これらの国々は、自国の領土や排他的経済水域に対する中国の主張を認めない立場を取っており、地域の緊張を高めています。特に、マレーシアは1979年の新マレーシア地図に基づく自国の領海に対する中国の主張を拒否しています。
この地図は国際的な議論を引き起こしており、国際社会では中国の南シナ海における領有権主張に対する懸念が高まっています。各国は国際法や国際的なルールに基づく対話や交渉を通じて紛争を解決しようと努力していますが、なお一部の地域では緊張が続いています。
この地図の公表は、南シナ海地域の地政学的な状況を一層複雑化させる一因となっており、今後も地域の安定に影響を及ぼす可能性があります。国際社会は、対話と協力を通じて安定と平和を維持する努力を続ける必要があります。
ところで南シナ海の中国が作った人工島が沈みかけているという。
中国は2013年から南シナ海の人工島建設を進め、同海域の領有権をめぐる緊張を高めてきた。しかし、近年、中国の人工島が沈みかけていることが明らかになっている。
2023年9月1日、米シンクタンクのCSISは、中国が南沙諸島の人工島の海岸線が浸食しているとする衛星画像を公開した。画像によると、中国が2015年に建設した渚碧礁の人工島の海岸線は、2023年までに約10メートルも後退したという。
CSISは、中国の人工島が沈みかけていることは、以下の3つの要因によるものと分析している。
- 人工島の建設に使用された土砂が、海水に流されて浸食を促進した。
- 人工島の建設により、海底の地形が変化し、海水の流れが変わり、浸食を促進した。
- 地球温暖化による海面上昇が、浸食を促進した。
中国の人工島が沈みかけていることは、中国の南シナ海進出に対する国際社会の批判を強める可能性がある。また、人工島の機能低下は、中国の軍事プレゼンス強化にも影響を与える可能性がある。
中国は、人工島の沈みかけていることを認めていない。しかし、CSISの分析は、中国の人工島が長期的な維持に課題を抱えていることを示唆している。
中国の巨大な構想が一つづつ壊れようとしていますね。
