マイナンバーカードは大丈夫?悪用事例から学ぶ、安全な使い方と対策

マイナンバーカード 悪用事例について

マイナンバーカード 悪用事例

目次

1. はじめに

2. マイナンバーカード悪用事例

2.1 不正な本人確認によるなりすまし
2.2 個人情報の漏洩
2.3 不正な公金受給
2.4 マイナンバーを悪用した詐欺
3. その他

4. 参考情報

 

マイナンバーカード 悪用事例

1. はじめに

マイナンバーカードは、行政手続きの簡素化やマイナンバー制度の利用拡大など、様々なメリットをもたらす便利なツールです。しかし、一方で、悪用されると深刻な被害につながる可能性も秘めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/460643c5988d04ac37f5f474979e12b57795324d/images/000

近年では、実際にマイナンバーカードが不正利用された事例が報告されています。本稿では、主なマイナンバーカード悪用事例とその対策について解説します。

2. マイナンバーカード悪用事例

2.1 不正な本人確認によるなりすまし

マイナンバーカードは、本人確認書類として有効です。そのため、悪意のある者がマイナンバーカードを不正に入手し、本人になりすまして様々な犯罪を行う可能性があります。

具体例

銀行口座の開設やキャッシング、携帯電話の契約などを行う。
拾得したマイナンバーカードを使って、住民票の不正取得や、オンラインサービスでのなりすましを行う。

被害例

多額の借金を抱える。
個人情報が漏洩する。

対策

マイナンバーカードは、本人確認が必要な場面でのみ提示する。
マイナンバーカードを紛失・盗難したら、すぐに市区町村窓口へ届け出る。
カード裏面に記載されている暗証番号は、絶対に他人に教えない。

2.2 個人情報の漏洩

マイナンバーカードには、氏名、住所、生年月日などの個人情報が記載されています。これらの情報が漏洩すると、悪用されて、様々な犯罪に巻き込まれる可能性があります。

具体例

なりすましによる詐欺や、闇金業者への売買。
悪質なダイレクトメールや勧誘の送付。
個人情報に基づいた犯罪のターゲティング。

被害例

金銭被害。
個人情報の悪用による犯罪被害。

対策

マイナンバーカードを肌身離さず持ち歩く。
公共Wi-Fiなどの不特定多数が利用するネットワークでは、マイナンバーカード関連のオンラインサービスを利用しない。
フィッシング詐欺などの偽装サイトには十分注意する。

2.3 不正な公金受給

マイナンバーカードを使って、架空の人物を住民票に登録し、生活保護などの公金を不正受給する犯罪が近年発生しています。

具体例

架空の人物を住民票に登録し、生活保護などの公金を不正受給する。

被害例

本来、公金を必要としている人たちが支援を受けられなくなる。
税金の無駄遣いになる。

対策

不審な公金受給の請求があった場合は、すぐに市区町村窓口へ相談する。

2.4 マイナンバーを悪用した詐欺

マイナンバー制度を悪用した架空請求や、個人情報の提供を促す詐欺も横行しています。

具体例

マイナンバーカードの更新料や発行手数料を騙し取る。
マイナンバー情報を悪用して、架空の料金請求を行う。
個人情報の提供を装い、マイナンバーを聞き出す。

被害例

金銭被害。
個人情報の悪用による犯罪被害。

対策

不審な電話やメールには十分注意し、個人情報は絶対に教えない。
不明な点があれば、市区町村窓口やマイナンバー総合相談センターへ相談する。

3. その他

マイナンバーカードの悪用は、今後さらに巧妙化していくことが予想されます。日頃からセキュリティ対策を意識し、被害に遭わないよう十分注意しましょう。

4. 参考情報

内閣官房 マイナンバー制度:https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/
総務省 マイナンバーカード:https://www.kojinbango-card.go.jp/
国民生活センター マイナンバーカードの悪用にご注意ください:https://www.japantimes.co.jp/news/2023/05/10/national/my-number-wrong-certificates/