乗用車の最大積載量は?知っておくべき重要な情報

乗用車の最大積載量について

乗用車の最大積載量とは、乗用車に積み込むことができる荷物の重さの限界を指します。乗用車には、車両重量、乗車定員、最大積載量などの基準が定められており、これらを超えると安全性や走行性能に影響が出る可能性があります。また、法律的にも罰則がありますので、注意が必要です。

 


乗用車の最大積載量は、車種やグレードによって異なりますが、一般的には300kgから500kg程度です。この数値は、運転者や乗客の体重も含まれていますので、実際に積み込める荷物の重さはもっと少なくなります。例えば、5人乗りの乗用車で、運転者と乗客がそれぞれ70kgだとすると、合計350kgになります。この場合、最大積載量が400kgだとしたら、残り50kgしか荷物を積めません。

乗用車の最大積載量を超えるとどうなるかというと、まず、違反点数が加算されます。最大積載量を10%以上超えると6点、20%以上超えると12点、30%以上超えると18点の違反点数が付きます。また、罰金や免許停止などの刑事処分もあります。さらに、最大積載量を超えると、タイヤやブレーキなどの部品に負担がかかり、故障や事故の原因になります。また、重心が高くなり、横滑りや横転しやすくなります。さらに、燃費も悪化します。

以上のことから、乗用車の最大積載量は守るべき重要な基準であることがわかります。荷物を積む際には、事前に重さを測ったり、適切な位置に分散して固定したりすることが必要です。また、必要以上に荷物を持ち過ぎないようにしましょう。安全で快適なドライブのためにも、乗用車の最大積載量を意識してください。

 

普通車の積載可能重量の目安

(車両総重量)ー(車両重量+乗車人数×1人分の体重※)=積載可能重量

※車検証では1人55kgで計算されます。

普通車には最大積載量がないといっても安全面を考慮すると、無制限に荷物を積んでいいわけではありません。そこで、普通車の後ろに荷物を積む際に目安になるのが、車検証に記載される「車両総重量」と「車両重量(車体の重さ)」です。車両総重量は車両重量に最大乗車定員分の重量を加えた重量を表します。