バナナを買うポイントについて
バナナを買うポイント
バナナは、一年中手に入る身近なフルーツです。そのまま食べるだけでなく、ケーキやアイスクリーム、スムージーなど、さまざまな料理やスイーツに使われることも多いです。
そんなバナナを美味しく食べるためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
この記事では、バナナを買う際に押さえておきたいポイントを、熟度、形状、日持ち、産地、保存方法の5つに分けて解説します。
バナナの選び方を知って、美味しいバナナを堪能しましょう。
もくじ
1 熟度
①完熟
② 食べ頃
③ 食べ頃前
1-1 形状
1-1-1 全体的に均一の形をしている
1-1-2 皮に傷やへこみがない
1-2 日持ち
1-2-1 付け根と先端が緑色のもの
1-3 産地
1-3-1 好みの味や食感に合わせて
2 保存方法
2-1 冷蔵庫に入れると追熟が止まる
2-2 完熟してしまったバナナは冷蔵庫に入れると熟度が落ちるのを防ぐ
3 まとめ
1 熟度
①完熟
バナナは、熟度によって味や食感が大きく異なります。完熟バナナは、甘みが強く、果肉がとろけるように柔らかいのが特徴です。
完熟バナナの見分け方としては、シュガースポットが全体に広がっていることが目安です。シュガースポットは、バナナの表面にできる黒い斑点のことで、エチレンガスの一種であるエチレンによって生成されます。エチレンガスは、バナナの熟成を促進する働きがあります。
完熟バナナは、そのまま食べるのはもちろん、ケーキやアイスクリーム、スムージーなど、さまざまな料理やスイーツに使うことができます。
以下に、完熟バナナのメリットをまとめます。
- 甘みが強く、果肉がとろけるように柔らかい
- そのまま食べるのはもちろん、さまざまな料理やスイーツに使える
完熟バナナは、バナナの美味しさを存分に味わうことができる熟度です。ぜひ、お好みで選んでみてください。
② 食べ頃
バナナの食べ頃は、シュガースポットの出具合で判断します。シュガースポットとは、バナナの表面にできる黒い斑点です。
シュガースポットがまだ数個程度の状態が、食べ頃です。この状態のバナナは、甘みと香りが強く、食感も柔らかくなっています。
シュガースポットが全体に広がっている状態になると、完熟です。この状態のバナナは、さらに甘みが増しますが、食感は柔らかくなりすぎてしまうため、好みが分かれるところです。
また、シュガースポットがまだ出ていない状態は、食べ頃前です。この状態のバナナは、甘みが少なく、食感も固めです。
このように、シュガースポットの出具合で、バナナの食べ頃を判断することができます。好みの食べ頃に合わせて、バナナを選びましょう。
③ 食べ頃前
食べ頃前のバナナは、皮の色が全体的に緑色で、シュガースポットがまだ出ていない状態です。
食べ頃前のバナナは、甘味が少なく、さっぱりとした味わいが特徴です。また、固めで噛みごたえがあるため、サラダやスムージーなどの料理やスイーツに向いています。
食べ頃前のバナナを買う場合は、以下の点に注意しましょう。
- 皮の色が全体的に緑色であること
- シュガースポットがまだ出ていないこと
- 全体的に均一の形をしていること
- 皮に傷やへこみがないこと
食べ頃前のバナナは、常温で保存すると追熟して食べ頃になります。ただし、追熟のペースは気温や湿度によって異なるため、早めに食べたい場合は、リンゴやイチゴなどのエチレンガスを発生させる果物と一緒に保存すると、追熟を早めることができます。
1-1 形状
1-1-1 全体的に均一の形をしている
バナナは、全体的に均一の形をしているものが、新鮮で美味しい傾向があります。これは、バナナは収穫後に追熟していくため、均一の形をしているものは、同じタイミングで収穫されたものであり、新鮮であることが多いからです。
また、形が均一でない場合、皮に傷やへこみがある可能性もあります。傷やへこみがあると、そこから菌が入り込み、腐敗しやすくなります。
そのため、バナナを選ぶ際には、全体的に均一の形をしているものを選ぶようにしましょう。
具体的には、以下の点に注意して選びましょう。
- 曲がりくねった形のものは避ける。
- 大きさや太さが揃っているものを選ぶ。
- 皮に傷やへこみがないものを選ぶ。
このように、全体的に均一の形をしているバナナを選ぶことで、より美味しいバナナを手に入れることができます。
1-1-2 皮に傷やへこみがない
バナナの皮に傷やへこみがあると、中の果肉まで傷んでしまう可能性があります。また、傷やへこみがあると、バナナの栄養素が流出しやすくなってしまいます。
そのため、バナナを選ぶ際には、皮に傷やへこみがないものを買うようにしましょう。
皮に傷やへこみがないかは、目視で確認することができます。また、バナナを軽く押してみて、柔らかい場合は、傷やへこみがないかをチェックしましょう。
皮に傷やへこみがあるバナナは、傷んでしまう可能性が高いため、避けたほうがよいでしょう。
1-2 日持ち
1-2-1 付け根と先端が緑色のもの
バナナは、付け根と先端が緑色のものの方が、日持ちします。これは、付け根と先端には、熟度が進むのを抑える成分が含まれているからです。
付け根と先端が緑色のものを選ぶことで、1週間程度は日持ちさせることができます。
また、付け根と先端が緑色のものは、糖度がまだ低く、食べごろを調整しやすいというメリットもあります。
好みの熟度に合わせて、付け根と先端の色を確認して選んでみてください。
1-3 産地
1-3-1 好みの味や食感に合わせて
バナナは、産地によって味や食感に違いがあります。
例えば、日本では主に栽培されている「ジャイアント・キャベンディッシュ」という品種は、甘みと酸味がバランスよく、さっぱりとした味わいが特徴です。一方、沖縄県産の「島バナナ」は、甘みと酸味のバランスがよく、もっちりとした食感が特徴です。
このように、産地によって味や食感に違いがあるため、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
以下に、代表的な産地とその特徴をご紹介します。
- ジャマイカ産:酸味が少なく、甘みが強い
- フィリピン産:酸味があり、さっぱりとした味わい
- ドミニカ共和国産:甘みと酸味のバランスがよく、コクがある
- 沖縄県産:甘みと酸味のバランスがよく、もっちりとした食感
また、同じ産地でも、栽培方法や気候によっても味や食感に違いがあります。そのため、同じ産地のバナナでも、複数のお店で試してみるとよいでしょう。
自分の好みの味や食感のバナナを見つけて、美味しくいただきましょう。
2 保存方法
2-1 冷蔵庫に入れると追熟が止まる
バナナは、収穫後も追熟することで甘みが強くなる果物です。しかし、冷蔵庫に入れると追熟が止まってしまうため、常温で保存するのが基本です。
冷蔵庫に入れると、バナナの呼吸が抑制されて、追熟に必要な酵素の働きが鈍くなるためです。そのため、完熟する前に冷蔵庫に入れてしまうと、甘みが十分に増えない可能性があります。
ただし、完熟してしまったバナナは、冷蔵庫に入れることで熟度が落ちるのを防ぐことができます。また、冷凍保存すると、冷凍庫から出して常温に戻すと、また追熟が始まります。
このように、バナナの保存方法は、熟度によって使い分けることが大切です。
2-2 完熟してしまったバナナは冷蔵庫に入れると熟度が落ちるのを防ぐ
バナナは、追熟する果物です。そのため、常温で保存すると、徐々に熟度が進んでいきます。
しかし、完熟してしまったバナナは、冷蔵庫に入れることで熟度が落ちるのを防ぐことができます。
冷蔵庫に入れると、バナナの細胞が休眠状態になり、追熟が遅くなります。そのため、完熟してしまったバナナを、ある程度の状態のまま長持ちさせることができます。
ただし、冷蔵庫に入れすぎると、バナナの皮が黒く変色することがあります。そのため、冷蔵庫に入れたバナナは、10日程度を目安に食べ切るようにしましょう。
また、冷蔵庫に入れる場合、1本ずつポリ袋に入れておくと、他の野菜や果物から出るエチレンガスの影響を抑えることができます。
このように、完熟してしまったバナナは、冷蔵庫に入れることで、ある程度の状態のまま長持ちさせることができます。
3 バナナを買うポイントのまとめ
バナナを美味しく食べるためには、熟度や形状、日持ちなどのポイントを押さえて選ぶことが大切です。
熟度は、シュガースポットの出具合で判断します。完熟は甘みと香りが最も強く、食べ頃は食べやすい硬さです。食べ頃前は青臭さがあり、硬いので好みが分かれます。
形状は、全体的に均一で、皮に傷やへこみがないものが新鮮で美味しい傾向があります。
日持ちは、付け根と先端が緑色のものの方が長くなります。
産地によって味や食感に違いがあります。好みの味や食感に合わせて選ぶのもおすすめです。
また、バナナは冷蔵庫に入れると追熟が止まってしまうため、常温で保存するのが基本です。ただし、完熟してしまったバナナは、冷蔵庫に入れると熟度が落ちるのを防ぐことができます。
これらのポイントを押さえて、美味しいバナナを堪能しましょう。