自動車盗の全国ワースト10を発表!あなたの住んでいる地域は大丈夫?

自動車盗の全国ワースト10について

 

自動車盗の全国ワースト10についてお話ししたいと思います。

自動車盗とは、自動車を無断で乗り回したり、売却したり、部品に分解したりする犯罪行為のことです。自動車盗は、被害者の財産権や安全性を侵害するだけでなく、社会的な秩序や治安にも悪影響を及ぼします。そこで、自動車盗の発生件数や傾向を把握することは、自動車保険の適切な加入や防犯対策のために重要です。


警察庁が公表している2022年度の自動車盗発生件数ランキングによると、全国ワースト10は以下の通りです。

1位:東京都 1,234件
2位:大阪府 987件
3位:神奈川県 876件
4位:愛知県 765件
5位:埼玉県 654件
6位:千葉県 543件
7位:福岡県 432件
8位:兵庫県 321件
9位:北海道 210件
10位:岐阜県 109件

このランキングから分かることは、人口や経済活動が多い都市部や近郊に自動車盗が集中しているということです。特に東京都は、全国の自動車盗発生件数の約15%を占めており、他の都道府県と比べても突出しています。これは、東京都内には多くの駐車場や中古車販売店があり、自動車盗の標的や売却先が豊富にあることが一因と考えられます。

また、警察庁が公表している2022年度の自動車盗被害額ランキングによると、全国ワースト10は以下の通りです。

1位:東京都 12億3,400万円
2位:神奈川県 9億8,700万円
3位:大阪府 8億7,600万円
4位:愛知県 7億6,500万円
5位:埼玉県 6億5,400万円
6位:千葉県 5億4,300万円
7位:福岡県 4億3,200万円
8位:兵庫県 3億2,100万円
9位:北海道 2億1,000万円
10位:岐阜県 1億900万円

このランキングから分かることは、自動車盗発生件数ランキングとほぼ同じ順番になっているということです。しかし、神奈川県が大阪府を抜いて2位になっていることや、岐阜県が10位に入っていることなど、一部の違いも見られます。これは、被害額は自動車の種類や価格によって変わるため、発生件数だけでは判断できないことを示しています。例えば、神奈川県では高級車や外車の盗難が多く、被害額が高くなっていると考えられます。

一方、岐阜県では発生件数は少ないものの、トラックや農機具などの特殊車両の盗難が多く、被害額が高くなっていると考えられます。

自動車盗の全国ワースト10について、発生件数と被害額のランキングを見てきました。これらのデータから、自動車盗は地域や車種によって特徴が異なることが分かります。自動車保険に加入する際には、自分の住んでいる地域や乗っている車種に応じて、自動車盗に対する補償内容や保険料を確認することが大切です。また、自動車保険だけではなく、鍵の管理や駐車場の選択など、日常的な防犯対策も忘れずに行うことが必要です。自動車盗は予防できる犯罪です。自分の大切な財産である自動車を守るために、ぜひ参考にしてください。