マイホーム 3Dプリンター 550万円について
マイホームを3Dプリンターで建てることは可能でしょうか？その費用はどのくらいかかるのでしょうか？今回のブログでは、マイホームを3Dプリンターで建てる方法と、そのメリットとデメリット、そして費用について紹介します。
3Dプリンターとは、コンピューターで設計した3次元のモデルを、素材を層状に積み重ねることで実際に造形する機械のことです。3Dプリンターは、もともと工業用や医療用に開発された技術ですが、近年では一般家庭でも手軽に使えるようになりました。3Dプリンターで作れるものは、小物やアクセサリーだけではなく、家具や自動車、さらには住宅まで様々です。
住宅を3Dプリンターで建てる方法は、主に2種類あります。
一つは、コンクリートやセメントなどの素材を使って、壁や床などの部分を一つずつ印刷して組み立てる方法です。
もう一つは、プラスチックや金属などの素材を使って、家全体を一気に印刷する方法です。
前者の場合は、既存の建築基準や法律に沿って建てることができますが、後者の場合は、まだ規制が整っていないため、許可が必要になる場合があります。
3Dプリンターで建てた住宅のメリットは、以下のようなものが挙げられます。
- 自由なデザインが可能：コンピューターで設計した通りに印刷できるため、曲線や複雑な形状も自在に作れます。
- 節約や環境保護に貢献：素材の無駄が少なく、工期も短くなるため、コストやエネルギーの消費が減ります。
- 耐震性や耐久性が高い：素材が均一で隙間が少ないため、地震や風雨に強くなります。
一方で、3Dプリンターで建てた住宅のデメリットもあります。
- 印刷品質や安全性に不安：まだ新しい技術であるため、品質や安全性に関する基準や検査が不十分な場合があります。
- 人件費やメンテナンス費が高い：専門的な知識や技術が必要なため、人件費やメンテナンス費が高くなる場合があります。
- 住み心地や快適性に欠ける：素材や構造が一般的な住宅と異なるため、断熱性や通気性などの住み心地や快適性に問題がある場合があります。
では、3Dプリンターで建てた住宅の費用はどのくらいかかるのでしょうか？これは、使用する素材や印刷方法、家の大きさやデザインなどによって大きく異なりますが、一般的には、約550万円から1000万円程度で建てることができると言われています。これは、同じ規模の一般的な住宅の半分以下の費用です。ただし、これには、土地代や設計費、許可費などの諸費用は含まれていませんので、注意が必要です。
3Dプリンターで建てた住宅は、まだ一般的ではありませんが、将来的には、より安くて快適なマイホームを手に入れることができるかもしれません。もし興味がある方は、ぜひ調べてみてください。
日本国内で3Dプリンターで作るマイホームを注文できる会社は、
セレンディクス株式会社です。同社は、24時間で建てることができる「Sphere（スフィア）3Dプリンターハウス」を提供しており、1LDKの住宅をわずか550万円で販売する予定です。また、2022年3月には、広さ10平米で、完成までの所要時間が合計23時間12分、300万円で販売される3Dプリンターの家が完成しました。
セレンディクス社の3Dプリンターで作られた住宅の価格帯は、以下の通りです。
- 広さ10平米で、完成までの所要時間が合計23時間12分、300万円で販売される3Dプリンターの家があります。
- 50平米1LDK・二人世帯向けの「serendix50」は、水回り完備で550万円で販売されています。
- 1LDKの住宅をわずか550万円で販売する予定があります。
以上の情報から、セレンディクス社の3Dプリンターで作られた住宅の価格帯は、300万円から550万円程度と言えます。
出典
セレンディクス社以外でも作っているのか
倉敷紡績株式会社が建設用3Dプリンティング事業を展開しており、共同研究契約を締結している東京大学との研究開発を進めています。
