一日4000歩で長生きできるって本当?

長生きするための一日歩数4000歩について

ポーランドのウッチ医科大学の研究チームは、23万人弱のデータを用いて、歩数と死亡リスクの関係を調査しました。その結果、1日4000歩歩くだけで、死亡リスクを20%低下させることがわかりました。これは、これまでの研究で報告されていた1日8000歩という目標値よりも、はるかに少ない歩数で効果が得られることを示しています。


この研究は、2023年8月9日に、欧州循環器疾患予防雑誌に掲載されました。

研究チームは、2016年から2019年にかけて、アメリカの40歳以上の男女22万8000人を対象に調査を行いました。参加者の歩数は、活動量計を使って測定されました。

研究の結果、1日4000歩歩く人は、1日2000歩しか歩かない人に比べて、死亡リスクが20%低いことがわかりました。また、1日8000歩以上歩く人は、1日2000歩しか歩かない人に比べて、死亡リスクが35%低いことがわかりました。

この研究は、歩数と死亡リスクの関係を調査した研究の中で、最も大規模な研究の一つです。また、この研究は、歩数と死亡リスクの関係は、年齢、性別、体重、運動習慣などの要因に関係なく、一貫して認められたことも注目に値します。

これらの研究結果から、歩く量を増やすことで、死亡リスクを減らすことができると考えられます。1日4000歩歩くことは、それほど難しいことではありません。通勤や通学、買い物、散歩など、日常生活の中で少しずつ歩く量を増やすようにしましょう。

歩く量を増やすことで、心臓病、脳卒中、糖尿病、がんなどの生活習慣病のリスクを減らすことができます。また、歩く量を増やすことで、体重を減らすことができます。体重が減ることで、骨粗しょう症、高血圧、脂質異常症などのリスクを減らすことができます。

歩く量を増やすことで、心身ともに健康な生活を送ることができます。ぜひ、1日4000歩歩くことを習慣にしましょう。

以下に、歩く量を増やすための簡単な方法をいくつかご紹介します。

  • 通勤や通学を歩く
  • 休憩時間に散歩をする
  • 買い物や食事に行くときに歩く
  • テレビを見ている代わりに歩く
  • 階段を使う
  • 家事をするときに、掃除機や洗濯物を運ぶ代わりに歩く
  • ペットと散歩をする
  • 趣味としてウォーキングを始める

これらの方法を少しずつ取り入れることで、4000歩歩くことができます。無理をしすぎないように、自分のペースで歩くようにしましょう。