【部活動の思い出】辛かったこと、楽しかったことなど... 文化部・帰宅部・運動部問わず

お題「【部活動の思い出】辛かったこと、楽しかったことなど... 文化部・帰宅部・運動部問わず」


ボクシングという部活動は、私にとっては複雑な経験でした。最初は興味深いスポーツだと思っていたし、他のメンバーとの交流も楽しみにしていました。しかし、徐々にその魅力と辛さを感じるようになりました。

まず、毎週土曜日のスパーリング練習は、正直言って苦手でした。殴り合いはあまり好きではなく、嫌いとまでは言わないものの、心の中で恐れていました。それでも、部活動の一環として練習に参加することが求められたので、躊躇しながらも実行していました。友好的な雰囲気で行われることも多かったので、怪我をする心配は少なかったですが、やはり気を抜くことができず、緊張感の中で取り組むことが大変でした。

そして、減量も辛い課題でした。試合に向けて体重を落とす必要があり、食事制限やトレーニングが厳しくなる一方でした。腹空かせてのトレーニングは特につらく、エネルギー不足で身体が重く感じられることもありました。しかし、この苦労が試合に向けての成長に繋がることを知っていたので、なんとか乗り越えようと決意していました。

他の部活動と比べると、ボクシングは試合後の心配事が多かったです。痛みや後遺症が残る可能性があり、軽視できないリスクがつきものでした。そのため、試合後に大はしゃぎすることは少なく、反省や改善点を考えることが多かったです。ただ、このリスクがあるからこそ、試合前の準備やトレーニングに真剣に向き合い、技術や戦術を磨く意欲が湧いてきたとも言えます。

そんな中でも、相手を倒したときの喜びや達成感は本当に楽しかったです。試合に勝利した瞬間、自分の成長を実感できる瞬間は何よりも嬉しく、努力が報われた気がしました。その瞬間のために、日々の厳しい練習を乗り越えてきた甲斐があったと感じました。

結局、ボクシングは私にとっては考えると面白いスポーツではなかったかもしれません。辛いことも多かったし、心身ともに大きな負担を強いられました。しかし、その中にも自分の成長や喜びを見出せたことは、この部活動が私にとって意義のあるものだったと感じさせてくれます。ボクシングを通じて、苦しいことや辛いことを乗り越える強さや忍耐力を身につけることができたことに感謝しています。

 

ボクシングを引退した時の記念品を8オンスのグローブにしました。

そのグローブは今もあります。