アニョハセヨ 意味とは?韓国語の挨拶の基本を解説

アニョハセヨ 意味とは

韓国語の「アニョハセヨ」は、日本語で「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」という意味の挨拶表現です。韓国語で最もよく使われる挨拶であり、時間帯に応じて使い分ける必要がありません。

語源

「アニョハセヨ」は、韓国語の「안녕하세요(annyeonghaseyo)」の音写です。

「안녕(annyeong)」は「こんにちは」や「さようなら」などの意味を持つ単語で、古くは「元気でいますか」という意味で使われていました。

「하세요(haseyo)」は「する」という意味の「하다(hada)」の終止形に、尊敬語の「요(yo)」をつけたものです。

したがって、「アニョハセ요」は「元気でいますか」という意味の「안녕하세요(annyeonghaseyo)」を尊敬語にしたもので、日本語の「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」と同様に、相手への敬意を表す挨拶表現です。

 

使い方

「アニョハセヨ」は、韓国語で最もよく使われる挨拶表現であるため、さまざまな場面で使うことができます。

一般的には、人と会ったときに最初に使う挨拶として使われます。また、電話に出るときや、メールや手紙の書き出しなど、さまざまな場面で使うことができます。

 

時間帯

「アニョハセヨ」は、時間帯に応じて使い分ける必要がありません。日本語の「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」のように、朝、昼、晩のどの時間帯でも使うことができます。

ただし、朝に会ったときは「おはようございます」のようなニュアンスで、「こんにちは」のようなニュアンスで使うこともあります。

 

丁寧さ

「アニョハセヨ」は、基本的には丁寧な表現です。ただし、目上の人や初対面の人に対して使うときは、さらに丁寧な表現である「안녕하십니까(annyeonghasimnikka)」を使うこともあります。

「안녕하십니까(annyeonghasimnikka)」は、「안녕하세요(annyeonghaseyo)」に、さらに敬語の「ㅂ니다(imnida)」をつけたものです。

 

バリエーション

「アニョハセヨ」には、いくつかのバリエーションがあります。

カジュアルな表現

「アニョハセヨ(annyeonghaseyo)」は、基本的には丁寧な表現ですが、カジュアルな場面では「안녕(annyeong)」だけでも挨拶として使うことができます。

親しい相手への表現

親しい相手に対しては、「안녕(annyeong)」に加えて「~하자(~haja)」をつけて、「안녕하자(annyeonghaja)」と言うこともあります。これは、「元気でね」や「またね」などの意味です。

別れの挨拶

「アニョハセヨ(annyeonghaseyo)」は、挨拶としてだけでなく、別れの挨拶としても使うことができます。別れのときには、「안녕히 가세요(annyeonghi gaseyo)」と言うこともできます。これは、「元気で行ってね」や「さようなら」などの意味です。

アニョハセヨ 意味とはのまとめ

「アニョハセヨ」は、韓国語で最もよく使われる挨拶表現です。時間帯に応じて使い分ける必要がなく、さまざまな場面で使うことができます。

丁寧な表現であり、目上の人や初対面の人に対して使うときは、さらに丁寧な表現である「안녕하십니까(annyeonghasimnikka)」を使うこともあります。

また、カジュアルな場面では「안녕(annyeong)」だけでも挨拶として使うことができ、親しい相手に対しては「안녕하자(annyeonghaja)」と言うこともあります。

韓国語を勉強する際には、ぜひ最初に覚えておきたい挨拶表現です。

補足

朝の挨拶

韓国では、朝の挨拶で「ご飯食べましたか?」(밥 먹었어?)と言うことがあります。

これは、食事が重要な意味を持つ韓国の文化が背景にあります。韓国では、食事は単に栄養を摂取するためのものだけでなく、家族や仲間とのコミュニケーションの場であり、また、日々の生活を豊かにするためのものとして捉えられています。

そのため、朝の挨拶で「ご飯食べましたか?」と聞くことは、相手が元気に過ごしているかどうかを確認するだけでなく、食事を大切にする気持ちを伝えるという意味合いもあります。

また、40年ほど前は、韓国は食料事情が悪く、食事を抜く人も少なくありませんでした。そのため、朝の挨拶で「ご飯食べましたか?」と聞くことは、相手が健康に過ごしているかどうかを心配するという意味合いもありました。

もちろん、現代の韓国では、食料事情は大きく改善されています。しかし、食事を大切にする気持ちや、相手を気遣う気持ちは、今も韓国の文化の中で大切にされています。

そのため、韓国では、朝の挨拶で「ご飯食べましたか?」と言うことは、今でも一般的に行われています。

ただし、目上の人や初対面の人に対しては、丁寧な表現である「밥 먹었습니까?(bab meogotseubnikka)」を使うのが一般的です。