もらい事故 修理しない
もらい事故とは、車を運転中に他の車に追突されたり、幅寄せされたりして、自分の車に損傷が生じた事故のことです。もらい事故の場合、加害者の保険会社から修理費や慰謝料などの賠償を受けることができます。
では、もらい事故で修理をしない場合はどうなるのでしょうか。
修理しないメリット
もらい事故で修理をしないメリットは、以下のとおりです。
- 修理費用がかからない
- 修理にかかる時間や手間が省ける
- 修理で車の価値が下がるのを防げる
修理費用は、車の損傷の程度や修理方法によって異なりますが、数十万円から数百万円かかることもあります。また、修理には数日から数週間、場合によっては数ヶ月かかることもあります。
修理をしないことで、これらの費用や時間を節約することができます。また、修理で車の価値が下がるのを防ぐこともできます。
修理しないデメリット
もらい事故で修理をしないデメリットは、以下のとおりです。
- 車の安全性が損なわれる可能性がある
- 車の価値が下がる可能性がある
- 加害者からの賠償額が減額される可能性がある
修理をしないことで、車の安全性が損なわれる可能性があります。例えば、車のボディに大きな損傷があると、衝突時の衝撃が車内に伝わりやすくなり、乗員の安全性が低下する可能性があります。
また、修理をしないことで、車の価値が下がる可能性があります。車の修理歴があると、中古車の査定額が下がる傾向があります。
さらに、修理をしないことで、加害者からの賠償額が減額される可能性があります。加害者側の保険会社は、修理費を支払う代わりに、被害者側の車の価値を減額した金額を賠償することがあります。
修理しない場合の手続き
もらい事故で修理をしない場合は、以下の手続きが必要です。
- 加害者側の保険会社に連絡する
- 事故の状況や車の損傷状況を報告する
- 修理をしない旨を伝える
- 修理費用の概算見積もりをもらう
- 概算見積もりを保険会社に提出する
- 保険会社から修理費用の保険金を受け取る
修理をしない旨を伝える際には、具体的な理由を説明しておくとよいでしょう。例えば、
- 車の価値を下げたくない
- 修理にかかる時間を省きたい
- 修理で車の安全性が損なわれるのが心配
などの理由が挙げられます。
修理しない場合の注意点
もらい事故で修理をしない場合は、以下の点に注意が必要です。
- 車の安全性を確認する
- 車の価値の下落を覚悟する
- 加害者との交渉が長引く可能性がある
車の安全性については、修理をせずとも問題がないかどうか、専門家に相談しておきましょう。
車の価値の下落については、修理歴があると中古車の査定額が下がる傾向があることを理解しておきましょう。
加害者との交渉については、修理をしないことで加害者側が賠償額を減額しようとする可能性があるため、交渉が長引く可能性があることを覚悟しておきましょう。
まとめ
もらい事故で修理をしないかどうかは、メリットとデメリットを比較して判断する必要があります。修理費用や時間を節約したい場合は、修理をしないことも検討の余地があります。ただし、車の安全性や価値の下落などのデメリットも理解しておきましょう。
事故車を修理せず売却できるのでしょうか?
修理しない車を売却することは可能です。修理しない車を売却する場合は、中古車買取業者や廃車業者に依頼します。
修理しない車を売却する場合の売価は、修理して売却する場合と比べて大幅に下がります。その理由は、修理歴があると中古車の査定額が下がる傾向があるためです。
修理歴があると、車の安全性が損なわれたり、故障のリスクが高まったりすると考えられるため、中古車買取業者は修理歴のある車を敬遠する傾向があります。
また、修理歴があると、車の価値が下がったと判断した加害者側の保険会社が、賠償額を減額する可能性があります。
修理しない車を売却する場合は、売価が大幅に下がることを覚悟しておきましょう。
修理しない車を売却する場合の売価の相場は、車の損傷の程度や車種、年式などによって異なります。一般的な目安としては、修理費用の50%程度が売価になると言われています。
例えば、修理費用が100万円の車の場合、売価は50万円程度になる可能性があります。
また、修理しない車を売却する場合は、以下の点に注意が必要です。
- 車の損傷の程度を正確に伝える
- 修理歴があることを明確にする
- 車の安全性を説明する
車の損傷の程度を正確に伝えることで、買取業者が適切な査定額を提示しやすくなります。また、修理歴があることを明確にすることで、後々トラブルになる可能性を減らすことができます。
さらに、車の安全性を説明することで、買取業者が車の価値を正しく判断しやすくなります。
そうすると修理して売却となってしまうのですね。