使えなくなるETC確認方法について
ETC車載器は、高速道路や有料道路の料金所をスムーズに通過できる便利なアイテムです。しかし、2022年と2030年には、ETC車載器のセキュリティ規格が更新されるため、一部の車載器が使えなくなる可能性があります。
この記事では、使えなくなるETC車載器の確認方法について解説します。
2022年問題と2030年問題とは
2022年と2030年には、ETC車載器のセキュリティ規格が更新されます。このため、旧セキュリティ規格のETC車載器は、2022年12月1日から使えなくなる「2022年問題」と、2030年3月31日から使えなくなる「2030年問題」が発生します。
2022年問題の対象車載器
2022年問題の対象車載器は、以下の条件を満たす車載器です。
- 2012年8月1日以前に製造された車載器
- 車載器本体に「DSRC/ETC」のロゴがない
- 車載器本体に「●●●」マークがない
2030年問題の対象車載器
2030年問題の対象車載器は、以下の条件を満たす車載器です。
- 2020年12月1日以前に製造された車載器
- 車載器管理番号の最初の数字が「0」
- ETCカード挿入口付近に「■」マークがある
使えなくなるETC車載器の確認方法
使えなくなるETC車載器は、以下の方法で確認できます。
方法1:車載器本体の確認
車載器本体に「DSRC/ETC」のロゴがあるかを確認します。ロゴがない場合は、2022年問題の対象車載器である可能性があります。
また、車載器本体に「●●●」マークがあるかを確認します。マークがない場合は、2022年問題の対象車載器である可能性があります。
方法2:車載器管理番号の確認
車載器管理番号は、取扱説明書や保証書、車載器セットアップ証明書などに記載されています。車載器管理番号の最初の数字が「0」の場合は、2030年問題の対象車載器である可能性があります。
方法3:ETC車載器のメーカーに問い合わせる
車載器本体に記載されているメーカーのサポートセンターに問い合わせて、確認してもらうこともできます。
使えなくなったETC車載器の対策
2022年問題や2030年問題で使えなくなったETC車載器は、そのままでは使用できなくなります。対策としては、以下の方法があります。
- 新セキュリティ規格に対応したETC車載器に交換する
- 現金やクレジットカードで料金を支払う
新セキュリティ規格に対応したETC車載器に交換する
新セキュリティ規格に対応したETC車載器は、2022年12月1日以降も問題なく使用できます。交換には、車載器本体とセットアップ費用がかかりますが、長い目で見るとお得な選択肢と言えるでしょう。
現金やクレジットカードで料金を支払う
現金やクレジットカードで料金を支払う場合は、ETCレーンを利用する際には、一般レーンでの支払いとなります。ETCレーンを利用した際には、ETCカードを挿入するスペースがないため、料金所係員に料金を支払う必要があります。
まとめ
2022年と2030年には、ETC車載器のセキュリティ規格が更新されます。旧セキュリティ規格のETC車載器は、更新以降に使えなくなる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
使えるかどうかわからない場合は、車載器本体の確認やメーカーへの問い合わせをおすすめします。
自分は、2030年まで使えるとわかった。
クルマごと買い替える感じか。