就寝時のエアコンの設定
就寝時のエアコンは各メーカーがつけっぱなしを推奨していますが、できれば工夫して電気代を抑えたいですよね。では、「冷房」と「ドライ（除湿）」どちらのほうが省エネで経済的なのでしょうか。この記事では、それぞれのメリットとデメリットを比較して、おすすめの設定方法を紹介します。
出典
https://news.yahoo.co.jp/articles/891af837a56c4563c87739d3c4e26303ec58bc02
まず、「冷房」と「ドライ（除湿）」の違いについて説明します。「冷房」は、室内の温度を設定した値に保つために、エアコンが冷気を送り続けるモードです。「ドライ（除湿）」は、室内の湿度を下げるために、エアコンが空気中の水分を取り除くモードです。どちらも涼しく快適にする効果がありますが、消費電力には大きな差があります。
一般的に、「冷房」のほうが「ドライ（除湿）」よりも消費電力が高いと言われています。これは、「冷房」ではエアコンのコンプレッサーが常に動いているのに対し、「ドライ（除湿）」では湿度が下がったらコンプレッサーが停止するためです。コンプレッサーはエアコンの中で最も電力を消費する部分なので、動作時間が長いほど電気代がかかります。
しかし、「ドライ（除湿）」が必ずしも省エネというわけではありません。実は、「ドライ（除湿）」では、空気中の水分を取り除くと同時に、室温も下げる効果があります。そのため、設定温度によっては、「ドライ（除湿）」のほうが「冷房」よりも冷えすぎてしまうことがあります。その場合、体感温度を上げるために、布団や毛布などで暖をとる必要があります。これは、逆にエアコンの効率を下げてしまうことになります。
では、どうすれば最適な設定になるのでしょうか。答えは、室内の温度と湿度に応じて、「冷房」と「ドライ（除湿）」を使い分けることです。具体的には、以下のような方法がおすすめです。
・夜間は「ドライ（除湿）」モードで就寝する
・設定温度は28℃以上にする
・朝方は外気温が下がるので、「冷房」モードに切り替える
・設定温度は26℃以上にする
このようにすることで、快適な睡眠環境を保ちながら、電気代も節約できます。「ドライ（除湿）」モードでは、28℃以上に設定することで、冷えすぎを防ぎます。「冷房」モードでは、26℃以上に設定することで、体温調節を妨げないようにします。また、朝方は外気温が下がるので、「ドライ（除湿）」モードでは湿度が上がりすぎてしまう可能性があります。そのため、「冷房」モードに切り替えることで、適度な湿度を保ちます。
以上が、就寝時のエアコンの設定方法についての解説でした。エアコンは、各メーカーによって機能や性能が異なりますので、詳細は取扱説明書をご確認ください。また、エアコンの使用にあたっては、適切な換気や保守点検も必要です。健康と環境に配慮しながら、快適な夏をお過ごしください。
