生活保護でも安心!入居できる老人ホームの種類と費用を徹底解説

生活保護でも入れる老人ホームについて

 

生活保護でも入れる老人ホーム

高齢化社会が進む中、介護が必要になった方が増えています。しかし、介護が必要になったからといって、誰でも老人ホームに入居できるわけではありません。特に、生活保護受給者の方の場合は、費用面や手続き面で様々なハードルがあります。

この冊子は、生活保護受給者の方でも入れる老人ホームについて、分かりやすく解説することを目的としています。


目次

1. 生活保護で老人ホームに入居できるの?
2. 生活保護で入居できる老人ホームの種類
3. 老人ホームの費用
4. 老人ホームの入居条件
5. 生活保護の手続き
6. 参考情報

 


生活保護でも入れる老人ホーム

1. 生活保護で老人ホームに入居できるの?

結論:はい、生活保護受給者でも老人ホームに入居することは可能です。

ただし、選択肢が限られたり、注意点があったりなど、いくつかの点に留意する必要があります。

2. 生活保護で入居できる老人ホームの種類

生活保護受給者の方が入居できる老人ホームは主に以下の3種類です。

特別養護老人ホーム(特養):介護度が3以上の方が入居できます。公的な介護施設のため、費用が比較的安価ですが、入居希望者が多く、待機期間が長いのが難点です。
有料老人ホーム:介護度に関わらず入居できます。民間の施設が多いため、特養よりも費用が高額になりますが、生活保護受給者向けの割引制度を設けている施設もあります。特養に比べて入居しやすいため、待機期間が短いというメリットがあります。
グループホーム:4~10人程度のご高齢者が共同生活を送る少人数型の介護施設です。介護度1~2の方が入居できます。特養や有料老人ホームよりも費用が安価なことが多いです。

3. 老人ホームの費用

老人ホームの費用は、種類や立地、施設の設備・サービス内容によって大きく異なります。

特別養護老人ホーム(特養):
入居一時金:数百万円程度
月額利用料:10万円~20万円程度
有料老人ホーム:
入居一時金:数万円~数百万円程度
月額利用料:10万円~30万円程度
グループホーム
入居一時金:数万円~数十万円程度
月額利用料:5万円~15万円程度

生活保護受給者の方の場合、これらの費用は生活保護費から支給されます。

4. 老人ホームの入居条件

老人ホームに入居するためには、介護認定を受けている必要があります。 介護認定とは、介護が必要な程度を公的に評価する制度です。

ただし、特養の中には、

認知症の方のみが入居できるユニット型特養
医療療養が必要な方が入居できる医療療養型特養

など、独自の入居条件を設けているところもあります。

5. 生活保護の手続き

生活保護受給者の方が老人ホームに入居する場合、以下の手続きが必要です。

介護認定を受ける
老人ホームに相談・申し込みをする
市区町村のケースワーカーに相談し、入居に必要な手続きを進める

具体的な手続き内容は、お住まいの市区町村によって異なる場合がありますので、詳しくはケースワーカーにご相談ください。

6. 参考情報

厚生労働省生活保護制度」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html
全国社会福祉協議会「高齢者福祉施設情報検索システム」 https://www.roushikyo.or.jp/js-login.html
栃木県「高齢者福祉施設情報検索システム」 https://apply.e-tumo.jp/pref-tochigi-u/profile/inputUser

この冊子が、生活保護受給者の方の老人ホーム入居に関する理解を深める一助となれば幸いです。

ご不明な点があれば、お住まいの地域の福祉事務所や介護保険相談窓口などに相談することをおすすめします。