驚異の数字!トヨタ自動車、円安で売上高45兆円突破!日本企業史上最高額を更新

トヨタ自動車円安で売上高45兆円について

 

トヨタ自動車円安で売上高45兆円

世界的な逆風を乗り越え、驚異の数字を叩き出したトヨタ自動車
2024年3月期、トヨタ自動車は円安という追い風を受け、売上高、営業利益、純利益のいずれも過去最高を更新するという快挙を成し遂げました。

世界的な半導体不足や原材料価格の高騰、そして円安という厳しい状況下で、この数字はまさに驚異的と言えるでしょう。

好調な業績を支えたのは、北米や欧州を中心に好調だったハイブリッド車販売と、円安による為替差益です。

しかし、一方で不正会計問題や半導体不足など、課題も残されています。

佐藤恒治社長は今回の決算について、「円安の追い風もあり、過去最高の数字となりました。しかし、不正会計問題や半導体不足など、課題も残っています。これらの課題に真摯に向き合い、足場固めに取り組んでいきたいと思います。」とコメントしています。

今後は、これらの課題を克服し、更なる成長を目指していくことが期待されます。

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目次
1.売上高・営業利益・純利益、いずれも過去最高を更新
2.好調な業績を支えた2つの要因
3.今後の見通しと課題
4.佐藤恒治社長のコメント

トヨタ自動車円安で売上高45兆円

1. 売上高・営業利益・純利益、いずれも過去最高を更新

トヨタ自動車が8日に発表した2024年3月期連結決算(国際会計基準)は、売上高、営業利益、純利益のいずれも過去最高を更新した。

売上高:45兆953億円(前年比21.4%増)
営業利益:5兆3529億円(前年比101.7%増)
純利益:4兆9449億円(前年比101.7%増)

2. 好調な業績を支えた2つの要因

好調な業績を支えたのは、以下の2つの要因が挙げられる。

北米や欧州を中心に好調だったハイブリッド車販売
トヨタの強みであるハイブリッド車は、世界的な環境規制強化や燃料価格の高騰を受け、需要が拡大している。
特に、北米市場ではRAV4ハイブリッドやシエンタハイブリッドなどが好調に販売された。
円安による為替差益
2023年に入ってから円安が急速に進展し、これが為替差益として大きく貢献した。
1ドル150円台まで円安が進んだことで、海外で稼いだ利益が円換算した際に増加した。

3. 今後の見通しと課題

トヨタ自動車は、2025年3月期の連結業績予想を以下の通り発表している。

売上高:46兆円(前年比2.0%増)
営業利益:4兆3000億円(前年比19.7%減)
純利益:3兆5700億円(前年比27.8%減)

業績予想は、半導体不足や原材料価格の高騰などの影響を織り込んだものとなっている。

一方、課題としては、以下の点が挙げられる。

不正会計問題
トヨタ自動車は、2023年1月に子会社の豊田通商が不正会計を行っていたことを発表した。
この問題は、トヨタグループ全体の企業統治に大きな影を落としている。
半導体不足
世界的な半導体不足は、自動車生産にも大きな影響を与えている。
トヨタ自動車も例外ではなく、生産台数の減少を余儀なくされている。

4. 佐藤恒治社長のコメント

佐藤恒治社長は、今回の決算について以下のようにコメントしている。

「今回の決算は、円安の追い風もあり、過去最高の数字となりました。しかし、不正会計問題や半導体不足など、課題も残っています。これらの課題に真摯に向き合い、足場固めに取り組んでいきたいと思います。」

トヨタ自動車は、今後も世界トップレベルの自動車メーカーとして成長を続けていくことを目指している。