家の駐車場を砂利やアスファルトにするべきではない理由

家の駐車場 砂利アスファルト ダメについて

家の駐車場を砂利やアスファルトで舗装する選択肢は、コストが安い、施工が簡単などのメリットがあるため、検討する人も多いでしょう。しかし、砂利やアスファルトには、デメリットも少なくありません。


ここでは、家の駐車場を砂利やアスファルトで舗装する際の、デメリットについて詳しく解説します。

砂利の駐車場のデメリット

砂利の駐車場の主なデメリットは、以下のとおりです。

  • 車や靴が汚れやすい

砂利の駐車場は、雨が降った後でもすぐに乾いたように見えますが、砂利の下は土ですので、乾いたように見えても土が湿っている場合は、ぬかるみで靴を汚してしまう可能性もあります。また、車のタイヤが砂利を巻き上げ、車体や靴が汚れてしまうことも少なくありません。

  • 雑草が生えやすい

砂利の駐車場は、砂利の間から雑草が生えてくることがあるので、適宜草抜きもしなければなりません。雑草が生えてしまうと、見栄えが悪くなるだけでなく、害虫が発生するリスクも高くなります。

  • タイヤが沈み込みやすい

砂利の駐車場は、丸みを帯びた「砂利」を敷くと、小石同士がかみ合わずにいつまでも安定しません。そのせいで、砂利の上は歩きにくく、タイヤも沈み込みやすくなってしまいます。タイヤが砂利に取られ、走行が不安定になってしまうことも考えられます。

  • メンテナンスが必要

砂利の駐車場は、砂利が沈んだり、雑草が生えてきたりするため、定期的にメンテナンスが必要です。メンテナンスには、砂利の継ぎ足しや雑草の除草などが必要で、手間と費用がかかります。

アスファルトの駐車場のデメリット

アスファルトの駐車場の主なデメリットは、以下のとおりです。

  • 熱がこもりやすく、雨水の排水が悪い

アスファルトは、熱を通しやすく、雨水の排水が悪いという特徴があります。そのため、夏は車内が高温になりやすく、冬は凍結しやすいなどの問題があります。また、雨が降った後、水たまりができやすく、滑りやすくなることも考えられます。

  • メンテナンスが必要

アスファルトの駐車場は、経年劣化でひび割れや陥没が生じることがあります。ひび割れや陥没が生じると、車の走行に支障をきたす可能性があるため、定期的にメンテナンスが必要です。メンテナンスには、アスファルトの補修や舗装などが必要で、手間と費用がかかります。

砂利やアスファルトの駐車場は、このようなデメリットがあるため、注意が必要です。

もし、家の駐車場を砂利やアスファルトで舗装する場合には、デメリットを十分に理解した上で、選択するようにしましょう。

砂利やアスファルトの駐車場よりもおすすめの舗装方法

砂利やアスファルトの駐車場よりもおすすめの舗装方法としては、以下のようなものが挙げられます。

コンクリートは、砂利やアスファルトに比べて、耐久性、耐水性、耐熱性に優れています。また、メンテナンスも比較的容易です。そのため、家の駐車場として最もおすすめの舗装方法と言えるでしょう。

砂利とコンクリートの併用は、砂利のメリット(水はけが良い、熱がこもりにくい)と、コンクリートのメリット(耐久性が高い、メンテナンスが容易)を両立できる舗装方法です。

  • インターロッキングブロック

インターロッキングブロックは、舗装用に作られたブロックを敷き詰める方法です。砂利やアスファルトに比べて、耐久性や耐水性に優れており、見た目にも美しい仕上がりになります。

家の駐車場の舗装方法を選ぶ際には、

  • 耐久性
  • 耐水性
  • 耐熱性
  • メンテナンス性
  • 見た目

などの要素を総合的に検討することが大切です。

ちなみに費用的には

 

砂利、アスファルト舗装の費用は、施工面積や使用する材料、施工業者によって大きく異なります。

砂利舗装の費用

砂利舗装の費用は、施工面積1㎡あたり3,000円〜4,000円程度が相場です。

施工面積が広くなればなるほど、1㎡あたりの費用は安くなります。また、使用する砂利の種類や粒度によっても、費用が異なります。

アスファルト舗装の費用

アスファルト舗装の費用は、施工面積1㎡あたり4,000円〜6,000円程度が相場です。

砂利舗装に比べて、施工面積が狭くなると1㎡あたりの費用が高くなります。また、使用するアスファルトの種類や厚みによっても、費用が異なります。

砂利、アスファルト舗装の費用を抑える方法

砂利、アスファルト舗装の費用を抑えるためには、以下の方法があります。

  • 施工面積を小さくする
  • 使用する材料を安価なものにする
  • DIYで施工する

施工面積を小さくすることで、1㎡あたりの費用を抑えることができます。また、使用する材料を安価なものにすることでも、費用を抑えることができます。

DIYで施工する場合は、施工費用を大幅に抑えることができますが、専門的な知識や技術が必要となります。

砂利、アスファルト舗装の費用を比較

砂利舗装とアスファルト舗装の費用を比較すると、砂利舗装の方が安価であることがわかります。

施工面積1㎡あたりの費用を比較すると、砂利舗装は3,000円〜4,000円程度、アスファルト舗装は4,000円〜6,000円程度です。

ただし、砂利舗装にはデメリットがいくつかあるため、費用だけでなく、耐久性やメンテナンス性なども考慮して、舗装方法を選ぶようにしましょう。

これに対してコンクリート、インターロッキングの費用は

コンクリート舗装の費用

コンクリート舗装の費用は、施工面積1㎡あたり7,000円〜10,000円程度が相場です。

施工面積が広くなればなるほど、1㎡あたりの費用は安くなります。また、使用するコンクリートの種類や厚みによっても、費用が異なります。

コンクリート舗装は、砂利やアスファルトに比べて耐久性や耐水性に優れているため、家の駐車場として最もおすすめの舗装方法と言えます。

また、メンテナンスも比較的容易であるため、コストパフォーマンスに優れた舗装方法と言えるでしょう。

インターロッキング舗装の費用

インターロッキング舗装の費用は、施工面積1㎡あたり9,000円〜12,000円程度が相場です。

施工面積が広くなればなるほど、1㎡あたりの費用は安くなります。また、使用するインターロッキングブロックの種類や形状によっても、費用が異なります。

インターロッキング舗装は、砂利やアスファルトに比べて耐久性や耐水性に優れており、見た目にも美しい仕上がりになります。

また、メンテナンスも比較的容易であるため、コストパフォーマンスに優れた舗装方法と言えるでしょう。

コンクリート、インターロッキングの費用を比較

コンクリート舗装とインターロッキング舗装の費用を比較すると、インターロッキング舗装の方が高価であることがわかります。

施工面積1㎡あたりの費用を比較すると、コンクリート舗装は7,000円〜10,000円程度、インターロッキング舗装は9,000円〜12,000円程度です。

ただし、インターロッキング舗装にはデメリットがいくつかあるため、費用だけでなく、耐久性やメンテナンス性なども考慮して、舗装方法を選ぶようにしましょう。