早歩きで寿命が長くについて
早歩きで寿命が長くなる理由
早歩きが寿命を延ばすという研究結果が、近年、世界中で発表されている。
2018年には、イギリスの研究チームが、40万人以上の成人を対象に10年間にわたる追跡調査を行い、歩行速度が速い人は、歩行速度が遅い人に比べて、死亡リスクが20%低下することを明らかにした。
また、2020年には、アメリカの研究チームが、14万人以上の高齢者を対象に10年間にわたる追跡調査を行い、歩行速度が速い人は、歩行速度が遅い人に比べて、死亡リスクが30%低下することを明らかにした。
これらの研究結果から、早歩きは寿命を延ばす上で重要な要素の一つであることが示唆されている。
早歩きが寿命を延ばす理由は、大きく分けて以下の3つが挙げられる。
1. 筋肉量の維持
歩行は、全身の筋肉を動かす有酸素運動である。早歩きを行うことで、筋肉量を維持・増加させることができる。
筋肉量が減少すると、基礎代謝が低下し、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まる。また、筋肉量が減少すると、運動機能が低下し、転倒や骨折のリスクが高まる。
早歩きを行うことで、筋肉量を維持・増加させることができ、これらのリスクを軽減することができる。
2. 心肺機能の向上
歩行は、心臓や肺などの循環器系を鍛える運動である。早歩きを行うことで、心肺機能を向上させることができる。
心肺機能が向上すると、血液を全身に送る力が強くなり、臓器や組織に十分な酸素が行き渡るようになる。これにより、心臓病や脳卒中などのリスクを軽減することができる。
3. ストレスの軽減
歩行は、リラックス効果のある運動である。早歩きを行うことで、ストレスを軽減することができる。
ストレスが過剰になると、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなる。また、ストレスが過剰になると、不眠症やうつ病などの精神疾患のリスクが高まる。
早歩きを行うことで、ストレスを軽減することができ、これらのリスクを軽減することができる。
早歩きで寿命を延ばすためのポイント
早歩きで寿命を延ばすためには、以下のポイントを押さえることが重要である。
1. 無理をしない
早歩きを始める際には、いきなり速く歩き始めるのではなく、徐々にスピードを上げていくようにする。無理をして怪我をすると、かえって健康を害することになる。
2. 継続する
早歩きは、週に3~5回、1日30分程度行うのが効果的である。継続して行うことで、筋肉量の維持・増加や心肺機能の向上などの効果が期待できる。
3. ウォーキングシューズを履く
歩行時の衝撃を吸収してくれるウォーキングシューズを履くことで、足の負担を軽減することができる。
4. 周囲の安全に注意する
早歩きを行う際には、周囲の安全に注意する。歩道を歩く際は、歩行者や自転車などに注意して歩くようにする。
5. 適度な水分補給をする
早歩きを行う際には、こまめに水分補給をするようにする。
まとめ
早歩きは、寿命を延ばす上で重要な要素の一つである。早歩きを始めることで、筋肉量の維持・増加や心肺機能の向上、ストレスの軽減などの効果が期待できる。
無理をせず、継続して早歩きを行うことで、健康で長生きを目指してみよう。
早歩きするとき、大股のほうがいいのか、という問いに対する答えは、一概には言えません。
大股で歩くと、歩幅が広くなるため、自然と歩行速度が上がります。また、下半身の筋肉をより多く使うことができるため、ダイエットや筋力アップなどの効果が期待できます。
しかし、大股で歩くと、膝や腰に負担がかかりやすくなるというデメリットもあります。また、歩幅が広くなりすぎると、転倒のリスクが高まるという点にも注意が必要です。
そのため、早歩きをする際は、大股で歩くといっても、身長の約50%の歩幅を意識するようにしましょう。また、無理のないペースで歩くことを心がけ、膝や腰に痛みを感じたら、休憩をとるようにしてください。
以下に、大股で早歩きをするメリットとデメリットをまとめます。
メリット
- 歩行速度が上がり、運動量が増える
- 下半身の筋肉をより多く使うことができる
- ダイエットや筋力アップに効果的
デメリット
- 膝や腰に負担がかかりやすい
- 歩幅が広くなりすぎると転倒のリスクが高まる
また、大股で歩くよりも、小股で歩くほうが、歩幅が狭くなるため、膝や腰への負担を軽減することができます。そのため、膝や腰に不安がある人は、小股で歩くほうがよいでしょう。
以下に、小股で早歩きをするメリットとデメリットをまとめます。
メリット
- 膝や腰への負担が少ない
- 転倒のリスクが低い
デメリット
- 歩行速度が上がりにくい
- 下半身の筋肉をあまり使えない
最終的には、自分の体調や目的に合わせて、大股か小股かを選択するのがよいでしょう。
また
自分の経験上、2000歩から3000歩の早歩きでも
血液検査の数値が格段よくなりました。
無理なく、体に負担無くが一番です。