ガソリンエンジンのオイル下がりとは、エンジンの潤滑油が燃焼室に漏れて白煙を出す現象です。オイル下がりの原因は、主に以下の3つです。
- バルブステムシール(バルブとカバーを接続するゴム製のリング)の劣化
- ピストンリングの摩耗
- オイルパンガスケット(オイルパンとエンジンブロックを接続するゴム製のガスケット)の劣化
バルブステムシールやピストンリングは、エンジンの熱や摩擦によって劣化します。オイルパンガスケットも、エンジンオイルや熱によって劣化します。これらの部品の劣化によって、オイルが燃焼室に漏れて白煙を出すのです。
オイル下がりの主な症状は、以下のとおりです。
- エンジンオイルの減りが早い
- マフラーから白煙が出る
- エンジンの異音
- エンジンの振動
オイル下がりが発生した場合は、早めに修理が必要です。修理を怠ると、エンジンの故障や火災につながる可能性があります。
オイル下がりを修理するには、以下の作業が必要です。
- オイル下がりが発生している部品の交換
- エンジンの清掃
- オイルの交換
オイル下がりが発生しないようにするには、以下の点に注意してください。
- エンジンオイルを定期的に交換する
- エンジンオイルの品質に注意する
- エンジンの冷却水を定期的に交換する
- エンジンを過負荷運転しない
- エンジンを長時間アイドリングさせない
オイル下がりが発生した場合は、早めに修理し、エンジンの故障を防ぎましょう。