泣ける本をいくつか紹介します。
- 君の膵臓をたべたい（住野よる）
- ぼくは明日、昨日のきみとデートする（七月隆文）
- 世界の中心で、愛をさけぶ（片山恭一）
- いま、会いにゆきます（市川拓司）
- 阪急電車（有川浩）
- 塩の街（有川浩）
- 八日目の蝉（島本理生）
- わたしを離さないで（石田衣良）
- 夜空はいつだって晴れる（片山恭一）
- わたしの命に代えて（島本理生）
これらの本は、いずれも切ないストーリーで、読者の心を揺さぶります。ぜひ一度読んでみてください。
また、泣ける本を探す際には、以下のようなポイントに注目してみてください。
- ストーリーが切ないかどうか
- 登場人物が魅力的かどうか
- 文章が美しいかどうか
- 読後に心に残るかどうか
これらのポイントを参考に、自分の好みに合った泣ける本を見つけてください。
君の膵臓をたべたい（きみのすいぞうをたべたい）は、2015年に住野よるによって書かれた日本の小説です。2016年に本屋大賞第2位、第19回日本医療小説大賞優秀賞を受賞しました。
本作は、膵臓の病気で余命わずか12年と宣告された山内桜良と、彼女と出会い人生を大きく変えられることになった男子高校生・山内春樹の物語です。
春樹は、ある日、図書館で偶然見つけた日記を見つけます。日記の持ち主は、桜良という女子生徒で、彼女は膵臓の病気で余命わずか12年と宣告されていました。
春樹は、桜良と日記を通じて交流を深めていきます。桜良は、明るく前向きな性格で、春樹に生きる希望を与えてくれます。
春樹と桜良は、一緒に過ごす時間の中で、お互いに恋心を抱くようになります。しかし、桜良の病状は悪化し、彼女は春樹に別れを告げます。
春樹は、桜良の死を悲しみますが、彼女との思い出を胸に、生きていく決意をします。
本作は、切なくも美しい青春小説です。桜良と春樹の恋物語は、読者の心を深く揺さぶります。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする（七月隆文）は、2014年に宝島社から出版された日本の小説です。2016年には映画化もされました。
この小説は、タイムトラベラーの女子高生・日野春と、彼女に恋する男子高校生・高橋正宗の恋愛物語です。日野春は、10年後の未来からタイムトラベルしてきました。彼女は、未来で死ぬことが決まっており、その前に正宗に想いを伝えたいのです。
正宗は、春に惹かれていきますが、彼女がタイムトラベラーであることを知りません。春は、正宗に想いを伝えるために、10年間のタイムトラベルを繰り返すのです。
この小説は、切ない恋愛物語であり、タイムトラベルというSF要素も含まれています。読者の心を揺さぶる、珠玉の名作です。
世界の中心で、愛をさけぶ（せかいのちゅうしんで、あいをさけぶ）は、片山恭一の恋愛小説。2001年に小学館から刊行された。
物語は、山田太郎と中原アキの恋愛を描いたもの。山田太郎は、高校時代に中原アキと出会い、恋に落ちる。しかし、アキは白血病を患っており、2年後に亡くなってしまう。太郎は、アキの死を受け入れることができず、生きる目的を見失ってしまう。
しかし、太郎は、アキの祖父の助けを借りて、アキの夢だった世界一周旅行に出る。太郎は、旅を通して、アキの愛を再確認し、自分の人生を生きる意味を見いだす。
この小説は、切ない恋愛ストーリーでありながら、希望の物語でもある。太郎とアキの愛は、読者の心を震わせ、生きる勇気を与えてくれる。
『いま、会いにゆきます』は、市川拓司による日本の小説です。2004年に講談社から刊行されました。2004年にはTBS系でテレビドラマ化され、2005年には韓国で映画化されました。2018年には、竹内結子と中村獅童主演で映画化されました。
本作は、妻を失った夫と息子の物語です。妻の澪は、ある日突然病に倒れ亡くなります。しかし、梅雨の季節になると、澪は記憶を失って現れます。澪は、夫と息子と再び暮らし始めますが、彼女には死ぬまでの期限がありました。
本作は、愛と別れの物語です。澪と夫の秋穂巧は、お互いを深く愛しています。しかし、澪は死ぬ運命にあります。それでも、巧と澪は、一緒にいる時間を大切にします。
本作は、読者の心を震わせる物語です。澪と巧の愛は、読者の心を温かくも切なくさせます。本作を読んだ後、あなたは、大切な人をもっと大切に思うようになるでしょう。
阪急電車（有川浩）は、2008年に幻冬舎から刊行された短編集です。阪急電車を舞台に、様々な登場人物の人生が描かれています。
物語は、阪急電車の各駅を巡る形で展開されます。各駅で降りる登場人物は、それぞれに悩みや苦しみを抱えています。しかし、彼らは電車の中で出会い、心を通い合わせます。そして、電車が次の駅に着く頃には、彼らの心は少しずつ軽くなっていきます。
この小説は、阪急電車という身近な乗り物を通して、人々の心のつながりを描いています。登場人物たちは、電車の中で出会い、心を通い合わせることで、自分の人生を見つめ直し、新しい一歩を踏み出します。この小説は、読者の心を温め、勇気を与えてくれます。
以下は、阪急電車に収録されている短編小説のタイトルです。
これらの短編小説は、それぞれが独立した物語ですが、全体としてはひとつの大きな物語となっています。阪急電車という舞台を通して、人々の心のつながりを描いたこの小説は、読者の心を温め、勇気を与えてくれます。
塩害により東京が崩壊した世界で、生き残った人々が、塩の街を生き抜くために奮闘する姿を描いた物語です。
主人公は、秋庭真奈です。真奈は、塩害で両親を亡くし、妹の真希と二人で暮らしています。真奈は、塩害で荒廃した世界で、妹を守るために、懸命に生きていきます。
物語は、真奈と真希が、塩の街を生き抜くために、様々な困難に立ち向かう姿を描いています。真奈と真希は、困難を乗り越えながら、絆を深めていきます。
塩の街は、希望と勇気をくれる物語です。塩害で荒廃した世界でも、人々は生き抜くことができることを、この物語は教えてくれます。
塩の街は、有川浩の代表作の一つです。この小説は、多くの読者に愛されています。
八日目の蝉（島本理生）は、2006年に角川書店から刊行された小説です。2008年には第134回直木賞を受賞しました。
本作は、20代前半の女性・希和子が、10歳の時に誘拐した少女・美佳と再会するまでの10年間を描いた物語です。
希和子は、10歳の時に母親から虐待を受けていたため、母親を殺害しました。そして、その罪から逃れるために、母親の知人である田沼の家に侵入し、その息子・恭介を誘拐します。希和子は恭介を「カオル」と名付けて育て、10年間一緒に暮らしました。
しかし、10年後、希和子はカオルの本当の母親である美佳と再会します。美佳はカオルの行方を捜していましたが、希和子にカオルの居場所を教えることを拒否します。美佳はカオルと再会するために、希和子と対立します。
本作は、母親の愛情、家族の絆、そして贖罪について描いた物語です。希和子は、カオルを誘拐したことを後悔し、カオルを美佳に返そうとします。しかし、カオルは希和子を母親として愛しており、美佳に会いたくないと言います。希和子とカオルの間で、愛と罪の間で揺れ動く物語です。
本作は、2011年に映画化されました。映画は、井上真央が希和子、永作博美が美佳を演じました。映画は、第35回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀主演女優賞、優秀助演女優賞、優秀脚本賞を受賞しました。
『わたしを離さないで』は、石田衣良による日本の小説です。2005年に講談社から刊行されました。2010年に映画化され、2015年にはテレビドラマ化されました。
物語は、2022年の東京を舞台に、17歳の少女・カイリと16歳の少年・アキが、ある秘密を抱えながら暮らす日々を描いています。
カイリとアキは、両親から「わたしたちを離さないで」という遺言を残され、二人で暮らしています。しかし、二人はただの子どもではなく、体は人間と同じように成長しますが、心は成長しない、人間とまったく同じ外見をしたクローン人間でした。
カイリとアキは、自分たちの存在に疑問を抱きながらも、二人で生きていくために、日々を過ごします。そんなある日、カイリとアキは、自分たちの存在を守るために、ある決断を下します。
『わたしを離さないで』は、切なくも美しい愛の物語です。クローン人間という設定に違和感を抱く人もいるかもしれませんが、物語が進むにつれて、カイリとアキの生き方に共感し、二人の恋を応援したくなるはずです。
また、本作は、クローン人間の存在が社会にもたらす問題や、人間の命の価値について、深く考えさせられる作品です。
「夜空はいつだって晴れる」は、片山恭一による日本の小説。2010年11月26日に文藝春秋より刊行された。
幼い頃から病弱で、余命わずかな少女・美月と、彼女に恋する少年・大樹の物語。
美月は、病気で入院している病院で、大樹と出会う。大樹は、美月が病気であることを知りながら、彼女に恋をする。
美月と大樹は、一緒に過ごす時間を大切にし、お互いに愛を深めていく。しかし、美月の病状は悪化し、彼女は亡くなってしまう。
大樹は、美月の死を受け入れることができず、悲しみに暮れる。しかし、美月からもらった「夜空はいつだって晴れる」という言葉に励まされ、立ち直っていく。
この小説は、切ないストーリーでありながら、希望の物語でもある。美月と大樹の愛は、読者の心に残ること間違いなしである。
わたしの命に代えて（島本理生）は、2014年に出版された島本理生による小説です。
2004年に起こった新潟県中越地震で、両親と妹を亡くした少女・美咲が、生き残った兄・陸と共に生きていく姿を描いています。
美咲と陸は、地震で家を失い、避難所生活を余儀なくされます。そんな中、美咲は、地震で亡くなった自分の両親と妹の代わりに、生き残った兄・陸を守ろうと決心します。
美咲は、陸を守るために、様々な困難に立ち向かいます。しかし、美咲の強い愛情と優しさが、陸を支え、二人は生きていく力を見出していくのです。
わたしの命に代えて（島本理生）は、切なくも美しい物語です。美咲と陸の愛情と絆に、心を震わせられることでしょう。
