東京消防庁の即応対処部隊、石川県能登半島地震で初の実働出動 広域自然災害への対応体制の強化に期待

東京消防庁の即応対処部隊出動について

 

東京消防庁の即応対処部隊出動

東京消防庁の即応対処部隊、石川県能登半島地震に初出動

2024年1月9日、石川県能登半島震源とするM7.2の地震が発生しました。

この地震への対応として、東京消防庁は、即応対処部隊を石川県に派遣しました。即応対処部隊は、災害発生直後から迅速に活動を開始し、被災者の救助や災害対応の支援を行うことを目的とする、東京消防庁の新しい部隊です。

即応対処部隊は、2020年に創設され、今回が初の実働出動となりました。その活動内容と成果は、広域自然災害への対応体制の強化に大きな役割を果たすものとなりました。

 1 概要

2024年1月9日、石川県能登半島震源とするM7.2の地震が発生しました。この地震により、石川県内では建物倒壊や火災などの被害が発生し、多数の死傷者が出ました。

東京消防庁は、この地震への対応として、即応対処部隊を石川県に派遣しました。即応対処部隊は、災害の実態をいち早く把握することを任務とする即応情報隊と、災害現場の最前線で活動し、要救助者の救出を任務とする即応救助隊の2隊で構成されています。

1-1  即応対処部隊の概要

即応対処部隊は、近年頻発する広域自然災害への対応を強化するために、2020年に創設された新しい部隊です。この部隊は、災害発生直後から迅速に活動を開始し、被災者の救助や災害対応の支援を行うことを目的としています。

即応対処部隊は、以下の装備・資機材を備えています。

  • 高機動救助車(活動型):要救助者の救出や重機の運搬などに使用

  • 高機動救助車(搬送型):要救助者の搬送などに使用

 

  • 全地形活動車:災害現場の悪路でも走行できる車両

 

 

  • 津波・大規模風水害対策車:津波や風水害の被害を受けた地域の救助活動などに使用

 

 

  • 高機能指揮支援車:指揮統制や情報収集などに使用

 

 

  • 指揮統制車:指揮統制や情報収集などに使用

 

公式サイト

1-2 即応対処部隊の出動

東京消防庁の即応対処部隊は、1月9日午後1時頃、ヘリコプターや車両で石川県に到着しました。即応情報隊は、ドローンやサーマルカメラなどを活用して、被災状況の調査や要救助者の捜索を行いました。即応救助隊は、重機や救助機材を駆使して、倒壊した建物や瓦礫の下敷きになった要救助者の救出活動を行いました。

1-3  即応対処部隊の活動

即応対処部隊の活動により、多くの要救助者の救出に成功しました。また、被災状況の調査や情報収集にも貢献し、災害対応の円滑化に大きく役立ちました。

1-4 今後の課題

今後も、東京消防庁は、即応対処部隊の充実を図り、広域自然災害への対応体制のさらなる強化を図っていくとしています。