ホストのため、メン地下の推し活のために売春の異常な国日本:その実態と影響を探る

ホストのため、メン地下の推し活のために売春の異常な国日本について

 

「ホストのため、メン地下の推し活のために売春の異常な国日本」

近年、日本の若者文化において「推し活」と呼ばれるファン活動が注目を集めています。しかし、その一部では行き過ぎた行為が社会問題化しており、特にホストクラブや「メン地下」(メンズ地下アイドル)への過剰な傾倒が懸念されています。


 目次

1. 「推し活」の現状と問題点
   - 定義と広がり
   - 金銭的負担の増大

2. ホストクラブにおける若年層の問題
   - カジュアル化する利用
   - 借金と依存の構造

3. メン地下文化の台頭
   - 若年層への浸透
   - 過剰な金銭支出の実態

4. 違法行為への誘引
   - 資金調達のための売春や援助交際
   - パパ活など危険な行為の増加

5. 社会的背景と要因分析
   - SNSの影響
   - 自己肯定感の低さと承認欲求

6. 対策と今後の課題
   - 教育と啓発活動の重要性
   - 法的規制の検討

 

 1. 「推し活」の現状と問題点

 定義と広がり

「推し活」とは、好きなアイドルやタレント、キャラクターなどを応援する活動を指す言葉です。近年、SNSの普及により、ファン同士のつながりが容易になり、推し活の形態も多様化しています[5]。アンケート調査によると、約4人に1人が推し活の経験があると回答しており、年齢や性別を問わず幅広い層に広がっています[5]。

 金銭的負担の増大

推し活における最も大きな悩みは「お金」に関することです[5]。グッズ購入費やチケット代、投げ銭、チェキ代など、様々な形で金銭を使う機会が増えています。中には散財してしまったり、他のファンと比較して過度な出費をしてしまったりする人もいます[5]。さらに深刻なケースでは、必要な費用を借金で賄う人もおり、「推し活沼」と呼ばれる状況に陥る危険性があります[5]。

 2. ホストクラブにおける若年層の問題

 カジュアル化する利用

ホストクラブの利用が若年層にも広がっています。契約に自分で責任を持つようになる成人年齢が18歳に引き下げられたことも影響し、ターゲットとする客層が若年化しているという指摘があります[1]。社会経験の乏しい若者たちが気軽にホストクラブを利用するようになっており、その入り口は広がりつつあります[3]。

 借金と依存の構造

ホストクラブでは、売掛金(いわゆる「ツケ」)システムが問題となっています[1]。最初は低料金で利用させ、その後は明細も示さないまま高額な料金を請求していくという手法が取られています[1]。ホストへの好意につけ込み、「シャンパンタワー」などに大金を使わせるケースも多く、若年層が多額の借金を背負ってしまう構造があります[1]。

 3. メン地下文化の台頭

 若年層への浸透

「メン地下」(メンズ地下アイドル)が10代を中心に人気を集めています[5]。メジャーなアイドルに比べて物理的に距離が近いことから、精神的に未熟な年代が夢中になりやすい傾向があります[5]。警視庁への相談件数も2022年には前年の約3倍に急増しており、特に16~17歳の相談が目立っています[5]。

 過剰な金銭支出の実態

メン地下のライブ会場では、チェキの撮影会で購入金額に応じたポイントが付与され、たまったポイント数に応じた特典を受けられる仕組みがあります[5]。中には10万円以上、100万円以上の現金をつぎ込まなければ得られない特典もあり、未成年には到底用意できない金額となっています[5]。

 4. 違法行為への誘引

 資金調達のための売春や援助交際

一部の女子中高生は、メン地下中心の生活となり、ライブの入場料やチェキの撮影費用の捻出のために、家庭内から多額の金品を持ち出したり、売春を行ったりする問題が発生しています[5]。警視庁が検挙した違法な性風俗店やJKビジネス店で働いていた女子高校生の中には、その稼働理由として、メン地下の応援のためという少女が複数いたことが報告されています[5]。

 パパ活など危険な行為の増加

パパ活(見知らぬ男性とデートをして金銭を得ること)も、推し活の資金を得るための手段として増加しています[5]。これらの行為は、未成年者を犯罪や性的搾取のリスクにさらす危険性が高く、深刻な社会問題となっています。

 5. 社会的背景と要因分析

 SNSの影響

SNSの普及により、推し活の形態が多様化し、情報へのアクセスが容易になっています[5]。TikTokTwitterInstagramなどのプラットフォームを通じて、若者たちが推しの情報に触れる機会が増加しています[5]。これらのプラットフォームでは、アルゴリズムによって関連コンテンツが次々と表示され、ユーザーを没頭させやすい環境が作られています[5]。

 自己肯定感の低さと承認欲求

メン地下に夢中になる理由として、相手が優しく話を聞いてくれ、褒めてくれることで、児童の寂しさを埋め、自己肯定感を高めてくれることが挙げられています[5]。これは、現代の若者が抱える自己肯定感の低さや承認欲求の高さを反映しているといえます。

 6. 対策と今後の課題

 教育と啓発活動の重要性

保護者は平素から子どもとコミュニケーションを図り、何でも相談に乗れる関係性を構築することが大切です[5]。また、SNSに関する事件があれば子どもとニュースを共有し、会話をすることが推奨されています[5]。教育機関や地域社会でも、インターネットリテラシーや金銭管理に関する教育を強化する必要があります。

 法的規制の検討

悪質な行為には厳しく対処する必要があり、売春防止法などによる取り締まりを強化すべきです[1]。また、ホストクラブの営業形態や料金システムに関する規制の検討も求められています。消費者契約法に基づき、恋愛感情を悪用した契約は「デート商法」として取り消せる可能性があるなど、法的保護の拡充も重要です[1]。相談窓口の充実や、被害者支援の体制強化も今後の課題となっています[4]。

 

Citations:
[1] https://mainichi.jp/articles/20231213/ddm/005/070/073000c
[2] https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20231120a.html
[3] https://mainichi.jp/articles/20230917/k00/00m/040/120000c
[4] https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dv/index_00037.html
[5] https://news.yahoo.co.jp/special/underground_idols/
[6] https://ryukyushimpo.jp/style/study/entry-1708429.html
[7] https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=79295?site=nli
[8] https://www.metro.ed.jp/chihaya-h/img_sub/03%E3%80%80%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7%EF%BC%88%E7%94%9F%E5%BE%92%E7%94%A8%EF%BC%89%E8%AD%A6%E8%A6%96%E5%BA%81%E5%B0%91%E5%B9%B4%E8%82%B2%E6%88%90%E8%AA%B2Ver.pdf

 

困った日本になってしまったんだよ